『どうして真面目な人が損をするのか』というタイトルのアイキャッチ画像。ベンチに座る鳥のぬいぐるみと青いキャラクターが印象的で、真面目で損をしてしまう理由や対処法を解説するブログ記事用の画像

ねぐちのつぶやき

【ねぐち】大きな組織では真面目人ほど損をする?|看護師さんの事件から考えたこと

皆さんこんにちは、バードセキュリティのねぐちです。

先日入院した際にあった看護師さんとの事件から、大きな組織で起きがちなトラブル・組織で働く上での僕自身の適正について考える機会がありました。

よかったら、最後まで聞いてください。


【問題】どうして真面目な人が損をする?

椅子の脚で休憩する”ねぐち”の画像
椅子の端で一休みしつつ、考えこむ”ねぐち”

入院生活中に色々とあった僕、内容は別記事にまとめているので今回は割愛させていただきます。

看護師さんの件を先生(担当医チーム)に言うか・言わないかを迷っていました。

きっと謝罪したり、話を聞いたり、対応を考えたりしてくれるのは担当の先生たちなんだろうなぁ




ねぐちの懸念点

  • 真面目に働いてる人たちの仕事だけ増えるのでは?
  • 病院側の責任問題に発展して大事にならないかな?
  • 再発防止策などを関係ない人たちが考えるのでは?
  • そもそもどうして本人と話せる機会がないの?

だったら、言わなくていいや。もうこれ以上、真摯に働く人たちが忙しくなるところを見たくない。

そう思って、数日間は言えずにいたんです。




大きな組織ならではのトラブルを考える

というのも、僕自身大企業に勤めていたことがあるので「大きな組織ならではの風通しの悪さ」は痛感してきています。

それは、”悪い人が多い会社”だから起きていた問題とは思えません。大人数が所属する組織の統制・管理の難しさが原因で起こる問題のような気がするんです。

人が多ければ多いほど、色んな人がいるため管理がしづらくなる。だから、どうしても人間関係での問題が起きやすい。

問題を起こした人が指導を受けたり改善策を考えるのではなく、「そもそも問題が起きてないと」されるケースが多いです。

あまりにも深刻なケースの時だけ問題として扱われますが、ほとんどそのケースはないように思います。

これが僕のいた会社のリアルでした。

だから、この病院もそうなんじゃないか。と勝手に思い込んでいたんですね。



自分の無力さを痛感した”ねぐち”の苦い思い出

前の職場は、あらゆるハラスメントが横行してる職場でした。相談しても会社は穏便に済ませたいという意思が見え透いていて。

「管理職である自分の責任問題になるから取り上げたくないんだろうな」という思いがひしひしと伝わってくる上司でした。

上司との面談で伝えた内容は「気のせい」「考えすぎ」などで揉み消される結果に。

言っても無駄なんだな、1社員の声なんてあまりに無力なんだなと落ち込んだことを思い出します。



大人になり見えてきた新たな視点

当時は20歳そこそこと若く、世間も知らなかったため理解に苦しみましたが今なら少しだけ致し方ないと思える部分があります。

当時は所属していた課だけで60人ほど在籍、部署となると100人を超える大所帯でした。正直言って、管理すること・統制することは困難だったのだろうと思います。

しかし、真面目に仕事に出向いて取り組む人たちが「自分勝手に不機嫌を撒き散らす人たちの感情の餌食となる」ことがあまりにも多かった。


これだと、”自分だけ真面目にしない、彼らと同じように自分勝手に振る舞った方が得をする”という構造になっていました。それに違和感を持つ僕にとっては大きなストレスに。

  • 同じような職場環境だったら嫌だな(やっぱりここもそうなんだと落胆したくない)
  • 当時優しく相談に乗ってくれた先輩みたいに負担をかけたくない(動いてくれる人が大変な目に遭っている)
  • ただでさえ仕事が忙しい人が対応することになるケースがほとんど

当時を振り返り、以上のような不安を抱きました。


じゃあ、僕はどうしようか

どうしようかと悩み、寝込む”ねぐち”の画像
はて、どうしようかと寝ながら悩む”ねぐち”

しかし、当時は”言わないことを選択し続けたこと”で休職になった過去があります。それが悲劇を招くことだけは知っている。だから、同じ選択では失敗を繰り返すことになる。今が自分の行動を変えるタイミングなんだろうなぁ。

「じゃあどうしようか」と病室のベッドで考える日々。



僕なりの結論「先生たちには知ってほしい!」

僕の出した結論は、「先生たちにだけ事情を伝え、病院側の問題としては扱わないでほしいことを伝える」でした。率直に自分の思うことを伝えようと思ったのです。

どれだけ想像しても本当のところは分かりません、人によってどう捉えるか・会社によってどんな状況なのか・なんて大きく異なる。だから、自分がここまではしたい・これだと納得できるという自分の気持ちを軸にした答えを出すことに。

これは会社にいた時にはできなかったことです。自分の立場からを考えて・発信する力が少しついていたようです。


今だから思える「大事なこと」

僕がいた会社、働きサラリーマン”たにくん”のいる会社、入院した病院にもきっと、大きな組織ならではの避けられない問題があるのかなと思います。

それを個人の力ではどうすることもできません。ただ、自分がどうしたいかという意思表示はできる。

受け入れられるかどうかは言ってみないと分からない。
だけど、言わないと何も伝わらない
だから、ちゃんと言ってみよう。


僕の心の中が大きく変わった瞬間でした。


新卒時の僕が見ていた世界

新卒社員”ねぐち”の時は、会社が悪のように見えていました。まるで汚い組織のように、だけど会社には会社で守らなくちゃいけないたくさんの社員がいるんだということも分かるように広く柔軟な視点を持てるようになってきた今日この頃。

たにくんは、大きな組織で理不尽をスルーしながらも自分の仕事を全うするスキルがある様子。

ただ、改めて僕にはそれが出来ないなと再確認しました。

会社の理不尽を見つけるたびに気になって、考え込んで、言いたくなって、我慢して、どこまで言うを考えて...と勝手にストレスが溜め込まれていく。そんなタイプの性格なんだと自覚する機会に。


まとめ「個人の性格によって向き・不向きがある」

フィルター清掃をしながら考えこむ”ねぐち”の画像
家事をしながら振り返りをする”ねぐち”

結婚してすぐに”たに”に「あなたは会社に属することに向いてないよ」と言われたことがあります。

その当時は「え?」と衝撃を受けました。「この人はなにを言っているんだろう」と思って聞き流していたけど、あの時の言葉の意味が3年越しに理解できます。

とても時間がかかりましたが、身に染みています。

たにくんの言ってくること、正しかったよーっ!!


それでは本日は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

neguchi Kotaro

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