皆さんこんにちは、バードセキュリティのねぐちです。
近年、ニュースやSNSで「男女平等」という言葉を目にする機会が増えました。制度や仕組みはもう十分に整ってきてるはず。
しかし、どこか不平等感があると不満を抱えてる人が多いのは何でだろう?
僕は、その理由が"人が感情の生き物"だからではないかと考え始めます。条件や機会がフラットになっても、気持ちもフラットじゃないとモヤモヤする。
制度や仕組みだけでは埋めきれない「精神的な平等」について深掘っていくと結婚生活を上手くやっていくコツと近しいことに辿り着きました。
それではスタート!
制度が整っても、まだ不満が残るのはなぜ?

職場や家庭で感じる「何となくの不公平感」
まだ職場や家庭で、「あれ?なんだか男女って不平等だな」とモヤモヤする瞬間は意外と多いものです。
- 共働きだけど、家事・育児の負担は女性に偏りがち
- 男性の方がリーダーとして向いていそう(昇進して役職に就くのはほぼ男性)
- 女性だから気配り役に向いている
このように、目には見えない性別イメージからくる期待はまだまだ存在しています。
制度上は男女平等が整ってきていても、こうした役割分担や雰囲気から、どちらか一方が「損してるのでは?」と感じやすい構造になっているのが課題。
はっきり差別されているわけではありませんが、日常になんとなくの不公平感が潜んでいます。
これが結果として、「男女平等にはなっていない」という感覚につながり不満が絶えない状況につながっているかもしれません。
条件として進む男女平等の進化
ここ数十年で、制度や仕組みの面での「男女平等」がずいぶん整ってきました。
- 選挙権
- 教育の機会
- 職場での待遇
- 育休制度の取得
今では「男性だから」「女性だから」などの性別が理由で『機会獲得の不利益』を被ることは少なくなっています。もちろん、まだ完璧ではありませんが、条件としての平等はすでに相当レベルまで進歩しているでしょう。
むしろ現代の課題は「仕組み」そのものではなく、それをどう受け止めるか、どう活かすかという“心の側面”に移っているのかもしれません
感情の生き物だからこそ重要な部分
このように形態上の男女平等が進んでも、気持ちがすれ違った状態では不満は消えない。だから、制度を整備することに加えて「お互いの立場や心情を理解すること」が大切な気がします。
精神的な役割にも焦点を当てることで、平等だと実感できるようになるのではないでしょうか?
「なんで分かってくれないの?」の不満はここから来てるのかな?
さらなる男女平等ために理解したいこと

気持ちや立場を理解することの大切さ
男女平等のために不足してるものは?
相手の立場や状況、心情を理解しようすること
ここに取り組むだけで、驚くほど”人間関係が良好で楽しいもの”になります。
異性に関する知らないことって?
- 男性として生きるからこそ辛いことってどんなこと?
- 女性同士のコミュニティでの苦労ってこんなにあるの?
- 男女でこんなにも特性が異なるんだね(異性に対する発見)
このような男女間で苦労する部分や葛藤を抱える部分は案外違うんだということを理解したり、想像することができるようになると「消化されずに溜まるばかりの不満」「分かってくれないの誤解」が減っていく気がします。
完全に理解することは難しいです。しかし、理解しようとする姿勢は精神的な男女平等の土台となるでしょう。
その姿勢が嬉しいんだよね!
制度+心の理解=ちょっと楽になる未来
こういった自分とは異なる性別への理解も加わっていくと、男女平等の社会がより加速しそうです。
相手のことを完全に分かることもないと思うし、全員と分かり合えるとも思ってはいません。ただ、今よりも不満の減った社会にはなりそうです。
僕はそうなって、暮らしや仕事に余裕が出てきて豊かな生活を送れる人が増えるといいなと思っています。
経済的な面だけじゃなく精神的な豊かさもあると思う。
これは誰もが持てるはずだね。
【補足】それぞれどんな役割を求められてきた?
さてここで、それぞれの性別で求められがちな社会的役割を考えてみましょう。
女性に求められやすい社会的役割
- 愛想がいい
- 気配りができる
- 感情表現が豊か
- 受容的で聞き役になる
- 家事や育児を優先する
- 美意識を保つ(清潔感・メイクなど)
- サポート役
女性は情緒的なサポートや柔らかい雰囲気づくりなどが求められているのかな
男性に求められやすい社会的役割
- リーダーシップを発揮して組織を引っ張る
- 論理的で冷静
- 責任感を持ち決断する
- 大黒柱として家計を支える
- 問題解決力を発揮する
- 弱音を吐かない
- 強さや頼もしさを示す
男性は「たくましさ」「強さ」「責任感」などが求められやすいようだね
自分とは異なる性別の社会的役割について考えてみると、意外と知らないことが多かったなぁ
【結婚生活】社会と家庭で役割は逆がいい◎

こんなことをあれこれと考え始めたのは、結婚生活がきっかけ。
何かと揉めていた新婚生活。対等な関係を築くことが関係性を良くするコツだと気づいたと同時に、これは社会で議論を巻き起こしてる男女平等論にも通ずる部分があるんじゃないか?と思い始めます。
家庭も社会も、職場の人間関係も、結局は、相互理解が解決策なのかなと感じています。
それでは、ここで男女それぞれどんなことを学んでいけばいいのか覗いてみましょう。
【3選】男性側が学びたい!女性の役割

知っておきたい!共感の威力
男性の中には共感は軽視してしまう人もいますが、実は大きな力があります。
ただ、「そうなんだね」と心から受け止めてもらえるだけで、安心して次へ進もうと前を向ける人は多い。きっと男性の中にも、共感されることに心地よさを感じる人はたくさんいます。
男性側に多いケース
- 共感は資格・仕事のような扱いはされない(=報酬や成果とは直結しない)ため重視しない
- ただ共感されることは心地よいため「自然とできる人」から提供されている
- しかし、その難しさやありがたみには気づいていない
こういったケースが多いように思います。男性はどうしても「結果や成果」に意識が向きがちです。そのため、共感は手段のひとつにしか見えず重視しない。それなのに、自分はいつの間にか「癒し」を提供されている。
そんな片方だけが無償で感情労働をしてるような関係性では不満が溜まりがち。
自分は共感するのが苦手で、気付かぬうちに癒しをたくさん貰っていたんだなと相手への感謝の気持ちが出てくると対等な関係に一歩近づきそうです。
けちば主任の補足コメント
もちろん共感が得意な男性だっていますし、苦手な女性だっています。ただ、傾向として「気持ちを察することができる」のは女性の方が多いでしょう。
相手の気持ちを受け止める習慣
人は「話を聞いてもらえた」「受け止めてもらえた」という体験をするだけで、同じ出来事でも捉え方が大きく変化します。
アドバイスや解決よりも、まずは「そっか」と共感する姿勢に心が救われることを理解する男性が増えたら関係は驚くほど安定します。
ただ、フリではダメです。こう聞いて、じゃあこうすればいっかと振る舞いで改善しようとする人がいますが女性は「フリをしていることさえも」見抜けてしまう人が多いです。
だから、下手でもいいから「しようとする」姿勢こそが最も重要です。
たには最初フリをしようとして怒られてました...笑
なんで分かっちゃうんだろう...
それにやってきてないから難しんだよね
母性のすごさを覗いてみる
今、話したような共感力は母性の一部だと思います。評価されない・給与も出ない・それを分かっていても、つい共感してしまう。というより出来てしまう。
これは、子育てのためにある機能なのではないかと勝手に思っています。
こういった無意識の癒しパワーに気づかない人が多いけど、それでもついやってしまうという対価なき感情労働が日々あるのが女性の辛さかも。
そんな特性を持つ女性が多いんだなと理解する姿勢があるだけで、救われる女性が増えそうですね。
【3選】女性側も学びたい!男性の役割

論理的な会話
一方で、男性が得意とする論理的思考は冷静になるために役立つことが多いと感じます。感情が大きく揺れる場面でも、話の概要・意図・結論を整理してくれます。
男性の論理的な会話展開により良い結論を出せます。互いが感情ばかり持ち寄っていては問題は一向に解決しない。
問題解決にあたっては、男性のこの力が大きく貢献しいるでしょう。女性は気づかぬうちに「結論を出すためのサポートを受けています」
たしかに論理的な会話展開は男性の方が得意なイメージがあるなぁ
責任を引き受ける大変さに触れる
また男性が、仕事や家庭で背負う責任に対するプレッシャーは想像以上に大きなものです。
日々、決断や選択を迫られる。結果を求められる中で、それをやり続けることには大きな精神的負担がかかります。
大変だったらやらなきゃいいという声も上がりそうですが、そうはいきません。誰かがしないといけないから。
それに、決断力や責任感を放棄した男性に女性は魅力を感じなかったりします。モテたい!頼られたい!と感じる男性は多く、その期待に応えたいのが本音。
だけど、無理解や無配慮だと苦しいんです。だから、「私には背負えないけどいつもありがとう」と感謝や尊敬の気持ちを持っておくことは理解する姿勢の1つになるでしょう。
感情のコントロール術
また、女性は感受性が豊かという特徴が長所として働く一方で、感情のコントロールが苦手という問題になることも。自分の機嫌は自分で取ることが大人の流儀です。
生理周期やホルモンバランスの乱れなどにより感情を一定に保つことが難しいのは分かりますが「いつまでも機嫌をとってもらえる立場ではない」ということを自覚して、感情処理の練習をしていきましょう。
男性だって人間なので感情はあります。感情のコントロールを得意とする人が多いというだけで女性側も学べばちゃんと安定したメンタルを獲得することはできます。
精神的役割の学びがもたらす日常の変化

結婚生活に余裕が生まれる
相手の立場を想像する力を育むことで、結婚生活には余裕が生まれます。なんで分かってくれないの?と不満が出てくるなら、自分は相手のことを本当に分かっているだろうか?と一度見つめ直してみてください。
相手のことも理解して、自分のことも理解してもらえるような努力をする。この積み重ねが、自然と支え合える夫婦の空気を作っていくはずです。
職場や友人関係でも気持ちが軽くなる
精神的平等の視点は、夫婦だけでなく職場や友人関係でも有効的です。人間関係のキホンのような気がしています。
相手の立場や特性を少しでも理解する、想像する。それだけで対人関係は良好になりストレスも減少します。何よりも自分自身が軽やかに暮らせるようになると思います。
僕が気ままに暮らせる理由のひとつ!!
役割の切り替えができる夫婦の強さ
最終的に大事だなと思っているのは「補い合うこと」
僕は世の中にはいろんな人がいた方がいいと思っています。自分で全ての役割を背負うのではなく、誰かに全ての役割を求めるのでもなく、得意なものを持ち寄るのが大事だと考える派です。
母性や父性、共感と論理、受容と責任などに優劣はありません。どの役割も重要で欠かせません。そして、一人で全てを担うこともできない。だから理解しあって協力することができるようになるといいのに。
そうすると、『今より満足度が高く、より進化した男女平等の社会』に近づくのではないでしょうか?
それでは本日は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました!