気づいたのは、同じような衝突を何度も見たときでした。
変わる人と、変わらない人がいる。
その違いはどこから生まれるのでしょうか?
考えているうちに、
ある行為の重要性に行き着きます。
それが、「内省」です。
人間関係の問題が繰り返される理由

同じ衝突が繰り返される理由
人間関係のトラブルは、誰にでも起こるもの。
しかし、その後の流れは人によって分かれます。
変化する人、
同じようなトラブルを繰り返す人、
それらの違いは、出来事をどう扱っているかにあるようです。
相手が悪い、で止まる思考
人間関係のトラブルで、
どちらか片方だけが悪いというケースは少ないです。
「相手が悪い」「環境が悪い」で終わると、
自分の中で残るものが少ないままになります。
同じ問題が、繰り返されることに。
自身の非、課題を修正する機会が生まれません。
経験が成長に変わらない時
そのため、いろんな人生経験をしてるのに成長に繋がらない状態が生まれます。
それは、多くの場合、出来事を愚痴で終わらせてしまったり、
他責な形で結論づけたりするから。
自身に対する気づきや変化に繋がらず、同じ問題を繰り返すことになります。
内省とは何をしてる行為なのか

内省は、出来事をそのまま受け取るのではなく、
自分の感情や解釈を一度整理し、見直すプロセスを指します。
感情をすぐに外に出さない
まず、内省に必要なのは「感情を一度留める」ことです。
すぐに、誰かに共有するのではなく、
嫌なことや不快なことがあっても
少しだけ、自分の中に置いておく意識をもつ。
※関連: 母娘関係で広がる愚痴文化の構造|やめるのではなく、質を変える
事実と解釈を切り分ける
- 起きたこと
- それをどう受け取ったか
これらは別物です。
出来事と自分自身の解釈を切り分けてみると、
新たな見え方が出てきます。
出来事の再解釈をする
すると、これまでの解釈とは異なる
"新たな解釈"が作られていきます。
ここが一番難しい部分かもしれません。
人はつい、自分の感じていることを「正しい」と思ってしまいやすいものです。
自分を疑うのは簡単ではありません。
愚痴と内省「違い」
- 愚痴は外部処理(外に出す行為)
- 内省は内部処理(内側で整理する行為)
この違いが、成長の差になっていきます。
年齢を重ねるほどに、差が顕著になっているように感じます。
内省は、「感情の観察、言語化、再解釈」のステップで進んでいきます。
簡単ではありませんが、身につけておくと強い武器になります。
内省できる人は何が違うのか?

自分自身を観察できる
内省できる人は、
自分の感情を観察し、
事実と解釈を切り分けることができ、
必要であれば、自分の非も認めます。
自分自身を俯瞰的に観察する「メタ認知」というスキルが高いです。
自分の非も観察している
「確かに自分にも悪い部分があったな」と、
それを事実として受け止めることができる。
これが大きな特徴かもしれません。
穏やかに過ごせる時間が増える
人生で、悩みは尽きないもの。
誰だって内容は違えど、それぞれの葛藤があります。
しかし、内省ができる人は、
問題に対する向き合い方が変わります。
壁にぶち当たったとしても、何かを掴んで起き上がるようです。
結果として、前に進めることが多くなります。
内省は才能ではなく、習慣

自分に意識を向ける習慣を継続
内省は才能ではなく、習慣です。
特別な方法はありません。
面倒だし、地味だし、
効果はすぐには出ないけど、
少し立ち止まって、自分に意識を向ける習慣をつけ続ける。
それを繰り返すことです。
ある日感じる、内省の効果
習慣になると、これまでとは違う見え方が出てきて、
新しい解釈ができるようになる。
そうなった時に、やっと
「ああ、よかったな」と感じられるほど
静かだけど、大きな力です。