住宅ローン・変動金利上昇をきっかけに、人は思っている以上に感情で選択してることに気づいた”ねぐち”。
さらに、その背景には見栄や比較があることや、「普通」という基準に囚われていることも見えてきました。
前回の記事までは、その”普通”が実は少しずつ背伸びされた情報によって作られている可能性について考えてみました。
今回気になったのは、女性が置かれやすい情報環境です。
女性の相場感覚が歪みやすい理由が見えてきました。
どうして男性の相場感覚はそこまで歪まないのか、男女差を比較しながら考えてみたいと思います。
女性の「普通」は、どう作られるのか?

女性は情報に囲まれて生きている
僕たちの生活には、SNS、コミュニティでの会話など、情報で溢れています。
近年は、知識などの情報だけでなく「その人がどんな生活をしてるか」「どんなものを使っているか」などの私生活の情報も見えるようになりました。
昔は、身近にいる人の生活しか見えませんでした。
それも、見ようとしないと、
聞こうとしないと情報は入ってこなかった。
しかし、今は、
誰がどんな家に住んでいて、
どこに暮らしていて、
どんなものを使って、
どんな服を着て、
どんな車に乗って、
誰と生活してるのか。
暮らしぶりが、丸わかりの状態。
長年会ってない友人の暮らしぶりも目にすることができるよね。
知らない人の生活だって、見えちゃう。
「幸せそう」は比較しやすい
ここで問題となるのが、女性同士の競争です。
女性同士は「幸せそうか」「羨ましいと思われるか」などの他人からの見え方を軸に、競うことが多い傾向にあります。
それは、男性同士の結果主義の戦いとは異なり、比較するとキリがなく簡単に勝敗がつきません。
永遠に「私の方が」「あっちの方が」と比較することができてしまいます。
選ばれたいという欲求
他人から見て、幸せそうかの指標として「選ばれた」という事実を用いることがあります。
地位・名誉などステータスの高い男性から、
妻として、パートナーとして、
選ばれたかどうかを女性同士で競うことも。
女性同士の中では、
それが「幸せ」「羨望」の対象だったり。
そのため、女性はハイステータスな男性に選ばれたいという欲求が強く、そのフィールドでの女性同士の戦いは激化することも。
Amazon primeで放送されている「バチェラー」などが分かりやすい例だね。
女性は「情報が命」
このように、女性が競いやすい項目「暮らしぶり」では、情報が命です。
他人の生活も気になるし、
自分の見え方も気になる。
女性特有の戦いの中では、そんな視線が渦巻いてるという特徴があります。その結果、「相場の歪み」が発生する可能性が高いことに気づきました。
どうして相場感覚がズレやすいのか?
同性同士は少し盛る

女性の耳に入ってくる情報は、
同性から入ってくるものでも、
異性から入ってくるものでも、
リアルより、少し盛られたものが多くなりがちです。
先ほど話したように、同性からは「私は幸せそう」と思われたいという心理が働くため「自分はこんな生活を送ってる」「こんなパートナーと生活してる」と”リアルの生活よりも良く言ってしまう”節があります。
異性は「カッコつける」

一方で、男性は女性に対して「俺は魅力的」と思われたい心理が働くため、カッコつけてしまうことも多いです。
スマートな対応をしたり、
仕事での実績を大きく話したり、
女性には、見栄を張ってしまうこともあるんだとか。
「少しずつ」が積み重なる
このように、男女ともに、少しずつよく見せたい気持ちが積み重なっていく。
「女性の耳に入る情報の平均(=女性が感じてる普通)」は、リアルの普通より高くなっているのではないでしょうか。
女性は、リアルを突きつけられる機会が少ないのかもしれません。
けどさ、どうして男性の相場は歪まないの?
男性を取り囲む環境とは少し異なる構造

男性は現実を突きつけられる場面が多い
男女で大きく違うのは、男性は現実を突きつけられる場面が多いという点です。
男性は、実力差が可視化される環境に置かれやすい。
- 年収
- 役職
- 売上
- 学歴
- スポーツでの成績
- 筋力...
このように数値化される結果の中で競争が起きやす炒め、「勝った」「負けた」の勝敗が、見えやすい特徴があります。
男性同士は「結果」を競う。
そのため、「俺なんてそんなにすごくないな」と現実を目の当たりにする機会も自然と増えてしまいます。
加えて、男性社会の方が上下関係が厳しい傾向もあるため、嫌でも自分の立ち位置を直視することに。
「自分の現在値」低くても、
受け入れざるを得ないんです。
女性は印象、相対的な評価で比較する場面が多い

一方で、女性は比較対象が少し異なります。
- 幸せそうか
- 可愛い
- モテるか
- 愛されているか
- 家庭や暮らし
- 美容
- ファッション
こういった、数値化できないものが比較対象になることが多いです。
そのため、本人がどう語るか、
SNSでどう演出するか、
などの印象によって勝敗を決めることも。
数値化されにくい世界

実際には苦しい暮らしをしてる人が、
華やかな生活をしてると演出することもある。
逆に、実際にはいい暮らしをしてる人が、
質素に振る舞うことだってあります。
実際の生活は誰も知りません。
知らされる機会がない。
そんな構造になっています。
女性は「見え方」で競う。
そのため、その人が「どう語るか・どう演出するか」が重要になってきます。
すると、相場はリアルとは少し離れた基準で形成されていくことに。
あなたの「普通」を疑う力
その普通は誰が決めた?
そこで、とくに女性に意識して欲しいのが「その普通は誰が決めた?」という視点です。
今回の記事から、自分が思っている普通の相場感覚は少し歪んでいる可能性が高いことが見えてきたと思います。
みんなが少しずつ背伸びした結果、形成された「普通」かもしれないと気づけると、自分の葛藤・悩みも少し減るかもしれません。
SNSは現実ではない

そして、SNSが主流の今だからこそ、
より気をつけたいこと。
「SNSは現実ではない」ということです。
過度に演出されていることも、よくある。
もちろん、ありのままを発信してる方もいるとは思いますが、どこかに「演出」が含まれていることは想像以上に多いんです。
実際がどうかではなく、どう見せるかを勝負してる世界だと心得ておくと歪みは減っていくのかもしれません。
自分の基準を育てる
だからこそ、自分の内側の基準を育てのことに目を向けたいなと思うねぐちです。
自分の中にある、
自分がいいと思う、
自分がしたいと思う、
そんな基準を育てていくことができたら、情報社会に左右されない「ぶれない自分」が出来上がるのではないか?と感じます。
難しいことはわかります。
人の意見が気になるのも、
見え方が気になるのもわかる。
それでも、それだけでは相場感覚はズレやすい上に、自分が本当に心地がいいと思うものには辿り着けない。
だから、やっぱり「自分がいいと思うものを探求すること」をやめたくないなと思うのでした。