住宅ローン金利上昇の通知から始まった、この連載記事。
家の話を書いていたはずですが、気づけば「人はどうやって人生の選択をしてるのか」を考えていた"ねぐち”。
最終的に辿り着きそうな答えは、「感情と現実、両方をどう扱うか」というテーマのようです。
人は「今の感情」に引っ張られてしまう
今が楽しければ、それでいいと思いがち

人間の脳は、今の気持ちや快適さを優先しやすいように感じます。
「将来のことを見据えて」
そう言われても、そのための行動に移すことは容易ではありません。
- 今の快楽
- 今の安心
- 今の居心地
未来よりも、今の快適さを優先する傾向が人間にはあると感じます。
しかし、僕はそのままでは危険な気がしてなりません。
未来は必ず"今”になる
前回の記事で説明したように、未来は必ず”今”となって現れます。
今の快楽を優先する生活を続けてしまうと、どうなるのでしょう。
いつか限界が来て、現実が立ち行かなくなるのではないでしょうか。
例えば...
- 貯金を切り崩しながらの生活、最終的には「残高ゼロ」に
- 暴飲暴食の生活、病気になってないからと思っていたけど、のちに病気に...
気づけば、問題を先送りにしていただけだった。
そんなことも起きそうだね。
【前回の記事】→人は未来の自分を、他人のように扱う|住宅購入で見えたもの⑤
現実だけでも、感情だけでも、人は苦しい

最適解ばかり探す、20代の僕
これまで現実を見ることの大切さを話しましたが、僕は「現実だけ見ることの危険性」も経験しています。
最適解ばかり探していた20代の僕は、自分の気持ちを考慮した選択なんてしたことがありませんでした。
意識してたキーワード
- 条件
- 効率
- 正解
- 最適解
自分の気持ちなんてどうでもよくて。
そんなのは二の次、三の次。
だけど、そのやり方では、
悲劇が起きるって知ってますか?
感情を置き去りにすると継続が不可能になる
感情を置き去りにした生活を続けた僕。
20歳のとき、ついに身体が壊れました。
僕は、急に飛べなくなったんです。
長いこと感情を置き去りにしてるので、その深刻さにも気づくことすら出来ない。
スマホの充電でいうと、ゼロの状態で電源が落ちちゃった感じです。こうなると、再起動すること自体が難しくなる。
残り20%以下になる前に充電しておけばいいのに。鳥も同じなんだ...
合理性だけで生きた結果
条件を満たしても
幸せにはならない
楽しくもない
それなのに、辛くもない
体だけが悲鳴をあげる
合理性だけでは、人生は上手くいかないことを学んだ時期です。
感情は感じ切る

体を壊してから、自分の気持ちにも目を向けるようになってきて、感情は感じ切ることが大切なんだと学びました。
- 嬉しい
- 悲しい
- 不安
- 好き
- 嫌い
全部、感じてるのは本当の気持ちなんだから。
大切にするべきものだと。
感情だけで「人生を決めない」
ただ、やはり『感情は感じるものであって、判断基準のすべてではない』と、今も考えています。
「感情だけで、人生の判断をすることは危険」という意見は大きく変わりません。
現実を見て、感情も大切に持つ

数字を見ることも、自分を守る術
感情を感じ切ることも大切ですが、現実を把握する・直視する力も同じぐらいに大切です。
- 住宅ローン残高、金利
- 体力、年齢、老いによる変化
- 自身の経済状況(収入、支出、今後の出費など)
- 仕事、業績、成績など
自分の置かれている今(=現状)というものは皆に存在します。
そこが、変動することはあります。
ただ、今の立ち位置がどこかも明確にある。
ときに見たくないような、現状に置かれていることもあるでしょう。
でも、自分自身の現状を把握することは非常に大切。
自分の人生を守る第一歩になります。
「こうあってほしい」と
現実を書き換えない。
これは、人生に必要な強さです。
感情と現実の両方を持つ
今回の住宅ローンから考えた僕の結論は、「感情も現実も大事にする」ことです。
感情だけで決めない。
合理性だけで決めることもしない。
どちらも併せ持つ。
これが本当に大事なことに思えてきてなりません。
苦手分野を成長させていく
多くの人が、どちらか一方に偏りがちです。
でも、併せ持つことって可能だと思うんです。
僕は、感情を感じる方が苦手でした。最初は苦労はしましたが、後からでも育てることはできると感じています。
逆に、合理性や現実を見るのが苦手だとしたら、その練習が必要になりますね。
自分の感情を取り戻す
他人基準ではなく、自分基準へ

僕が苦労したのは、自分が自然と感じることに目を向けること。
それをもとにした、自分ならではの基準・フィルターを決める過程でした。
正直、今もまだ得意ではありません。
最適解を出して、
はい。それで行こう。と
決めてしまいたくなる。
だけど、人生を健康に楽しく、満足して、長く暮らしていくなら、「自分の基準を大事にする必要があります」
身体を壊したから学べたことですね。
僕は、何が好き?
自分の基準を作っていくには、自分と向き合う・会話していくしかありません。
- 子供の頃好きだったこと
- 誰も見てなくてもやってしまうこと
- 落ち着く時間
- 心地いい人
そんな自己理解から、人生の安定はスタートするのかもしれません。
レベルアップとはなんだろう?

僕が目指したい大人
昔の僕は、現実的な判断を100%で行う人を目指してしました。
それに、そんな自分でありたかった。
けど、どこかで「こんな自分では弱い部分が出てくること」もわかっていたんです。
強くいれるけど、弱くなる感覚もあった。
だからといって、感情だけで決める人がいいとも思っていません。
それは感情に振り回される人生になるから、個人的に避けたいことです。
余裕があるあの人の"正体”
なんか上手くいってそうな余裕のある人は、昔の僕のように”現実だけを見てる人”ではないと感じています。
自分の感情に気付きながらも、無視はしない。
けど、囚われもしない。
それなのに、現実からも目を背けない。
ちゃんと、今を大事にして生きてる。
『溺れていない人』って感じです。
終わりに

住宅ローンの金利上昇から始まった、この連載。
家計の話をしてるつもりでしたが、気づけば「人生の選択の仕方」という話へ飛躍していました。
感情、現実、普通、見栄、将来
いろんなものが絡み合って、僕たちは「人生の選択」をしているようです。
だからこそ、感情も現実も大事に抱えながら、自分の人生は「こうしたい」と選べる人になりたい。
なんでしょう。
不思議ですが、
自分で選んだという感覚が強いと、
どんな結果になっても、
どこか満足する自分がいるんです。
誰かにやらされたり、誰かの基準に則って選んだものは、あとから後悔しやすいようにも思います。
ちょっとだけレベルアップした
"おとねぐち"に近づいた気がした
"ねぐち少年"でした。
